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匿名

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04971号室


第301話

    「でも仲直りさせるとして、どうするんだ。」
     部長が言う。
    「うーん、二人をなんとか会わせて見たらどうかな。」
     大ちゃんが言うとダイちゃんが、
    「それが出来ないから困ってるんだロー、現にグリーンとか言う奴も何時の間にか
     いなくなったじゃないか。」
    「まあ、そうなんだけど……。でもお互い会って直接話したら、誤解も
     解けるんじゃないかな。」
    「逆にけんかしちゃうんじゃないか。」
     大ちゃんとダイちゃんの会話を聞いていた北島が、
    「部長、どうしましょう。」
     そのときナントが、
    「おい、お前ら、なに話してるんだ、仲間になるのか、ならないのか。」
    「えっ、あの、その……。」
     北島が回答に困った。すると、
    「もう一人仲間にしたらいいと思う人をつれて来ようかどうか相談してたんだ。」
     大ちゃんが言った。部長も、
    「ああ、仲間にすると心強いと思う。」
    「でもけんかするかもしれないけどね。」
     ダイちゃんが言った。そのとき、
    「誰がけんかするって。」
     声の主も確認せずに北島が、
    「もしグリーンをここに連れてきたらけんかするかもしれないって……ええっ!!」
     何気なしにそう言った後、声のしたほうをみた北島がびっくりした。そこには
    グリーンが立っていたのだ。ダイちゃんが、
    「呼んで来る手間が省けたじゃないか。」
     部長が、
    「グリーンさん、どうしてここへ……。」
    「ちょっと気になることがあってその場を離れてたんだ。後で君たちを追ってきたら、
     思わぬ相手に会ったな。」

第302話

    ナントは、少し構えた感じで言った。
    「なんだお前ら・・・ こいつの仲間だったのか。」
    部長が、
    「いや、仲間と言うか協力してもらってるんだ。」
    大ちゃんも、
    「そうだよ。 ここにいる全員の敵は同じなんだよ。 みんなで協力してあいつを倒そうよ。」
    するとグリーンが、
    「さっきまでの話はだいたい聞かせてもらった。 だがナントと行動することはできない。」
    大ちゃんが、
    「どうして? そんなに悪い人じゃないよ? みんなで協力した方が勝てると思うんだけど・・・」
    するとダイちゃんが、
    「何言ってるんだよ。 あんなやつ僕1人でも勝てるの! お前らは僕の子分みたいなもんだろ!」
    「う・・・うん。そういうことにしておくよ。」
    部長もグリーンに言った。
    「それで、どうしていっしょに行動できないんです?」
    するとグリーンが、
    「確かにナントはそれほど悪いやつじゃないのかもしれない。だが、
	  街を襲うのを見過ごすわけにはいかないのだ。私の職業柄な。」
    「そうですか・・・。 やっぱりどんな理由があったとしても街を襲うのはまずいですよね。」
    するとナントが、
    「そうは言っても薬の副作用のようなものなんだ。どうしようもないことなんだ。」
    「う〜ん・・・。 街を襲う以外にこびとに巨人の力を見せつける方法があればいいのかな?」
    部長が何かを思いついて言った。
    「こういうのはどうかな? 巨人1人に1人づつこびとを持たせるんだ。
	  ストレスを感じはじめたら自分のこびとにだけ力を見せつける。」


第303話

     部長がそういった後、ふとみんなを見た。するとみんな何も言わず、
    部長を見ていた。部長は、
    「あ、ちょっと言ってみただけなんだ。こんな考えなんかどうかなって……。
     一緒についてきてくれるこびとを探してくるなんて。もちろん、こびとだからと
     いって勝手に連れ去るというのもよくないことだよな。ははは……。」
     するとグリーンが、
    「なかなか奇抜な方法だと思う。確かにここではまずいが、条件さえ整えば
     イチジョーン星へ行くことを許可してもいい。」
    「そのイチジョーン星にどうやっていくんです?」
    「私が連れて行ってもいいのだが、そうもいかない。」
    「なんとかならないんですか。」
     するとナントが、
    「宇宙船なら、私が仲間と一緒にこの星へ来たときのものがある。かなり大型の
     ものだから、小さな宇宙船ならそのまま積んでいけるだろう。ただ、
     しばらく使っていなかったら、整備や点検に時間がかかる。」
     するとダイちゃんが、
    「んもー、そんなまどろっこしいことしなくても僕一人で倒せるのに。」
     大ちゃんが、
    「ところで、イチジョーン星ってどんな星なの?」
     グリーンが、
    「イチジョーン星の宗教は、巨人を神の使いと考えている。たとえば、世界の災いを
     防ぐためならこの身を巨人にささげてもいいと大部分の人が考えている。」
     部長が、
    「なるほど、そこの星の人たちなら協力してくれそうですね。宇宙船に残っている
     みんなに知らせてきます。」
    「しかし、巨人はそこでは神の使いとしてふさわしい行動が求められる。もちろん、
     裏切るようなことはしていけない。」
     北島は、
    「うーん、大丈夫かなー。」
     ダイちゃんが、
    「だからー、そんなまどろっこしいことしなくても僕一人で倒せるのに。」
     グリーンが、
    「監視ということで、イチジョーン星でのサポートは私がしよう。それに
     やつのことだ。まさかと思うが、私たちの相談をどこかで聞いていて
     先回りするかもしれないしな。」

第304話

    部長が言った。
    「そういえばグリーンさん、さっき来た時気になることがあって離れていたって?」
    グリーンが、
    「ああ、やつを操ることができる装置をもった人物がこちらの宇宙に入ってきたようだったんでな。」
    部長達が口をそろえて言った。
    「宝田教授だ!!」
    北島が、
    「それじゃあもう時間がないんじゃあ・・・?」
    するとグリーンが、
    「いや、ないこともない。あの装置はこちらの宇宙で使うには
	  少し調整しなおさなければならないんだ。イチジョーン星で
	  用を済ませるぐらいの時間はあるだろう。」
    「そうですか・・・。でも迷ってる時間はありませんね。」
    そしてみんなはイチジョーン星に行くために準備をはじめた。

第305話

    「これが最後だ。みんなが乗っているから慎重に運ぶんだ。」
     部長が言った。部長と北島はみんなが乗ってきた宇宙船をナントの宇宙船の
    格納庫へ運び込んだ。北島は、
    「それにしても驚いたなー。ナントの隠れていた洞窟だと思っていたら
     宇宙船の中だったんだ。洞窟の中にしてはずいぶん機械類が多いなとは
     思っていたけど。」
    「甘いねー。僕は入っていたときから気づいていたよ。」
     ダイちゃんが自慢げに言う。大ちゃんが、
    「そうなの?あの時そんなこと言ってなかったと思うけど……。」
     そのときナントが、
    「おい、何をしている。出発するぞ。」
     こうしてみんなは、ナントの宇宙船でイチジョーン星へと向かった。が、
    すでにイチジョーン星にはみんなより先に到着していた者たちがいた。幸い、
    宝田教授ではなかったのだが……。


    「船長、救難信号発信装置が直りません。」
    「困ったな。これがわれわれの最後の望みなのに……。」

    -ゴオオオオオッッ-

     彼らはイチジョーン星に不時着したダンナーイ号のクルーだった。彼らの頭上を
    巨大な宇宙船が通り過ぎた。それはナントの宇宙船だった。自分たちが更なる
    災難に巻き込まれることも知らずに……。


    「なんかすごい山の中だなー。こんなところに人が住んでいるのか?」
     ナントの宇宙船から外へ出た北島が言った。するとグリーンが、
    「この星は実はかなり発展していて大きな町もあるが、私が着陸を容認できるのは
     このような場所だけだ。」
     部長が、
    「でも小さな町や村ぐらいあるんだろ。」
     グリーンが、
    「私の立場上、教えることはできない。ここに下りるときあの大きな山のほうに
     村が見えたような気がするが、見間違いだと思う。」
     ナントが、
    「うそだと思うが、グリーンの見たものが見間違いかどうか仲間をつれて
     確認してくる。」
    「じゃ、俺たちは反対側の様子を見てきます。」
     部長は北島を連れナントと反対側へ行くことにした。そのときダイちゃんが、
    「みんなゆっくり探してきていいよ。もし敵が現れたら僕一人でやっつけ
     ちゃうからねー。」


     そのころダンナーイ号のクルーたちは、ナントの宇宙船の着陸したほうへ
    歩いていた。そのときクルーの一人が
    「船長、こちらに何か近づいてくるようです。」

    -ズン、ズーン、ズシーン-

     そのとき地震のような振動が起こり、それがだんだん大きくなっていく。
    そしてクルーたちの前に二人の巨人、部長と北島が現れた。

第306話

    クルー達の目の前に部長の巨大な足が踏みおろされ、その足にかすった大木がなぎ倒された。
    それを見たクルー達は部長達を見上げると、
    「ぎゃあああーーー!! 巨人が出た−ーー!!」
    と騒ぎだし、逃げようとした。
    すると船長が、
    「みんな落ち着けっ!! クルーのマニュアルを忘れたかっ?
	  宇宙を巡るこの仕事では、まれに巨人に遭遇することもある。
	  そういうときは絶対に騒いで逃げてはならん。」
    クルーの1人が、
    「せ・・船長。そんなこと言ったって、あいつらでかすぎますよ〜。」
    それでも船長は、
    「マニュアルどうりにすればなんとかなる! 逃げてもすぐに追い付かれるだけだ。
	  しかも逃げると言う行為は巨人に不快感をあたえてしまう。
	  こういうときは逃げずに巨人の言うことを聞くのが一番なのだ。 友好的な巨人かもしれんだろう。」
    「ですが船長。あいつら全裸ですし・・・、なんだかすごく太ってるし・・・どう見ても友好的とは・・・」
    「船長命令だ! 全員ここに集れっ!」
    逃げようとしたクルー達は、しぶしぶ船長のところにもどってきた。

    そのとき、北島がふと部長の足元をみた。
    「部長、足元に何かいますよ。 あっ、いっぱい集まってきた。」
    「ん? 足元?」
    部長は自分の足元を見下ろした。
    そこには船長とガクガク震えるクルー達がいた。
    「お! 人間だ。 この星の住人を見つけたぞ。 お手柄だな北島。
	  お前が気付かなかったらそのまま踏みつぶしてるところだった。」
    部長と北島は、こびとをよく見るためにその場にしゃがみこんだ。
    そして部長が言った。
    「そういえばこの星の住人は巨人を神のように思ってるんだったよな〜?
	  おれたちのこと神だと思って集まってきたのかな?」
    こびと達はその言葉に必死に首を横にふったが・・・
    北島が、
    「きっとそうですよ。ほら、なんかみんな喜んでる。」
    部長はそっとこびとの方に手をだしていった。
    「こっちおいで〜。 怖くないから。」
    船長はクルーの3人を前に押し出して、
    「巨人の機嫌をそこねたらどうするんだ! 早く行け!」
    押し出されたクルーは仕方なく恐る恐る巨大な手に近付いた。
    すると部長は巨大な手で器用に3人をすくいあげた。
    それを北島に見せて言った。
    「ほら見てみろ。自分から手に乗ってきたぞ。 そうとう巨人になついてるんだな。」
    すると北島も、
    「まじですか? 俺もやってみよ〜っと。」
    と言って、こびとを無理矢理何人か摘まみ上げた。
    「ほんとだ。ぜんぜん逃げませんね。」
    すると部長が、
    「こいつらみんなつれて帰ったら、巨人全員にいきわたるんじゃないか?」
    「そうですね、ちょうど人数分ぐらいいますしね。」
    「んじゃ、つれて帰るとするか。」
    部長がそう言ってこびとを捕まえようとしたとき北島が、
    「部長、せっかくですしちょっと試してみましょうよ〜。」
    「何を試すんだ?」
    「こいつらが巨人を神だと思ってるんなら、巨人の言うことを喜んで聞くでしょ?」
    「まあ、そうだろうな。」
    「だから、ちょっと命令してみてどういう行動するか見てみたいんですよ。」
    「う〜ん・・・、まあ今回はこびとも喜んでやることだしなあ。
	  ちょっとだけだぞ、時間があるわけじゃないんだ。」
    「はい、わかってます。」

第307話

     そのころ、こちらは宝田教授、
    「装置の調整がほぼ終わった。こっちでもひと暴れしてもらおうか。」
     宝田教授はそういって装置の操作を始めた。

     一方こちらは部長と北島、
    「それじゃ部長、いいですかねー。」
     北島が言った。部長は、
    「さっきも言ったが、あんまり時間がないんだぞ。」
    「短時間で気持ちよくなることでもないかなーとか考えてみたんですよ。」
     そういって北島はこびとたちを乗せた手を自分のチンコへと近づけた。
    「おい北島、お前……。そういえば村人を助けるとか言って、大変なことを
     しでかしたんだよなー。」
    「でもあのときの感覚が忘れられないんですよー。部長。いいでしょう。」
     手のひらの上のこびと達は自分たちが何をされるのかなんとなくわかり始めていた。
    が、もちろん自分たちはとても高いところに持ち上げられ、逃げる場所などない。

    「せんちょぉー。どうしましょー(涙)」
    「このままでは大変な事されちゃいますよぉー(号泣)」
     北島の手の上のこびと達はこわごわ下をのぞきながら地上に残された船長に言った。
    「命が惜しかったら、巨人たちの機嫌を損ねるなー。彼らの友好の儀式かも
     しれないんだぞ。」
    「そんな儀式、あるわけないじゃないですかぁー。」
    「宇宙は広い、われわれの常識だけがすべてじゃないんだ。」
    「なら船長が実践してくダサーい。」

    「部長、こいつらなんか下に残ったこびとたちと話してますよ。」
    「そうみたいだな。」
    「きっと一緒に居たいんですよ。」
     北島は再びしゃがみこみ、一人のこびとに手を伸ばした。

    「おいみんな落ち着けー。彼ら……うわあっ!」
     船長は北島の巨大な手につまみ上げられた。船長はものすごいスピードで
    はるか上空のもうひとつの巨大な手のひらの上にすでに乗せられていたクルーたちの
    前へとつれてこられた。船長を目の前にしたクルーたちは、
    「船長ぉー。」
    「ここは船長が自ら手本をお願いしますぅー。」
     船長はうろたえながら、
    「わ、わかった……。」
     彼らの目の前には、北島の巨大なあれが近づいていた。

第308話

    そのとき、部長が言った。
    「北島、ちょっと待て。」
    「え?なんですか部長・・・? まさか今さらやめろなんて言わないでしょうね。」
    すると部長は少し恥ずかしそうに、
    「いや・・その・・。お前だけ気持ちいいことするなんて、なんか腹が立つ。 だから俺もやる!」
    北島はにやけて、
    「なーんだ、部長もやりたかったんですね。」
    部長は、足下に残っているクルー達を手ですくいあげた。
    「このことはみんなには黙ってろよ!」
    「わかってますよ。」
    そして、北島の手と部長の手に別れたクルー達はだんだんと近付いてく
	 る巨大なチンコにおびえて身を寄せあっている。
    北島は、自分のチンコの先をこびと達が乗っている手にくっつけて言った。
    「さあ、巨人様のチンコだぞ〜。みんなで気持ちよくしてくれるかな〜?」
    手の上のクルー達はおろおろとするしかできない。
    「せ・・船長。はやくお手本を見せて下さいよ〜。」
    「ん? あ・・ああ。わかっている。だまって見ていろ。」
    船長は仕方なく北島の巨大チンコに近付いた。
    そしてとりあえず巨大な亀頭に手をあてて、さすりはじめた。
    「ん・・おお。 やっぱり気持ちいい・・・。 でも弱いな〜。一人じゃなく全員で協力してやってくれよ。」
    それを聞いた船長は、
    「ほら! 聞こえただろ。 早くお前らもここにきてやるんだ。」
    クルー達はしぶしぶ船長のところにあつまっていった。

    そして北島の隣にいる部長は・・・
    「はぁ〜、気持ちいいな〜。」
    ゴシュゴシュ・・・・
    北島はその音に気付いて、部長の方を見た。
    「ぶっ 部長なにやってんですか!! そんなことしたらこびとが潰れちゃいますよ。」
    部長は、手にのせたこびとごと自分のチンコも掴んで扱いていたのだ。
    部長のチンコから悲鳴が聞こえている。
    「部長、このこびと達は薬で縮んだんじゃないんですよ。 力入れると潰れちゃいますって。」
    「わ・・わかってるわい。 ちゃんと加減してやってるから大丈夫だっ!」

第309話

     突然無線機の呼び出し音が鳴った。実はナント達と分かれるときグリーンから
    それぞれ無線機を渡されていたのだ。北島は手の上のこびと達をチンコの前から
    そのまま移動させて肩に乗せた。こうして彼のの手の上のこびと達は難を
    逃れることができた。が、部長の所のこびと達はその瞬間、大変なことに
    なっていたのには知るよしもしも無い。北島は無線にでた。
    「あの、もしもし、ナントさん?」
    「私だ。グリーンだ。」
    「あ、グリーンさん、どうしたんですか?」
    「いや、奴が現われそうな兆候が発見された。戻ってきて貰いたい。」
    「は、はい……。
    「どうした。」
    「ええっと、今とりこんでまして……。なるだけ早く戻ります。」
     北島がそう言うと無線は切れた。
    「部長、早く戻りましょう。こびとたちも見つかったことだし……。」
    「あ……いや……。」
     じつは部長は気持ちよくなってきたとき呼び出し音に驚き、チンコをつかむ
    手元が狂い、こびとたちの何人かが部長のチンコの尿道に入り込んでしまったのだ。

    「く……苦しい……。」
     尿道に入り込んでしまったこびとたちが暴れたため部長の快感が絶頂に
    達しかけていた。ほかのこびとたちは何とか引っ張り出そうとしていたが、
    それが更に部長の快感を増幅された。部長は
    「ワーッ、もう我慢できねー。」

    -どっぴゅーん-

第310話

    北島が言った。
    「ぶっ、部長!やっちゃったんですか…!まさかこびとまで飛ばしちゃったとか…」
    部長はチンコを握っていた手に残っているこびとを見て言った。
    「ああ、何匹か飛んでったみたいだ。」
    「ええー!人にあれだけ言っておいて…」
    「元はと言えば、おまえがやりたいって言い出したんだろ!だからお前のせいだ!」
    「そ、そんなむちゃくちゃな…」
    「とにかく、飛んでいったこびとを探すぞ。」
    「でも、早くもどらないとグリーンさんが…」
    「いいから早くいっしょにさがせ!すぐに見つかる。」
    「・・・・。」

第311話

     北島は部長に言われ、しぶしぶ探し始めた。
    「足元に気をつけろよ。踏んだら大変だ。」
     部長が北島に言った。
    「何が大変なんだい?」
     声のしたほうに部長と北島の二人が振り向いた。そこにはダイちゃんがニヤニヤ
    しながら立っていた。部長は、
    「だ、ダイちゃん、どうしてここに……。」
    「僕は気乗りしなかっだけどねー。大ちゃんが『お兄ちゃんたちが心配だから
     見にいく。』っていったら、グリーンとか言うのがいっしょに行ってこいって。」
     北島が、
    「大ちゃんも来てるのか?出来れば探すの手伝って……。」
    「いや、なんでもない。心配するな。すぐ戻る。」
     部長がうろたえながら言った。
    「なんだか変だなー。でも手伝ってあげてもいいよ。さっきも言ったけど大ちゃんも
     来てるし。というテレポートで連れてきてもらったんだけどね。」


     少し時間を戻す。ダイちゃんと大ちゃんの二人はテレポートで部長たちのいる場所へ
    やってきた。ダイちゃんは、
    「なんで弟子をわざわざ師匠の僕が迎えに行かないといけないんだ。」
     そのとき大ちゃんが、
    「ちょっと待って、なにかいる。」
     二人の足もとの木になにかが引っかかって動いていた。よく見るとねばねばの物質の
    中で何人かのこびとたちがもがいていた。ダイちゃんは、
    「いったいこいつらなんで……。そうか!」
    「どうしたの?」
    「いつか必殺技でチンチンが気持ちよくなったときに出た必殺技があっただろう。
     あれだよ。あのとき出たものだよ。」
    「でも早く助けないと……。」
    「でも誰がやったか知りたくないか。僕たちの必殺技を使ったのを……。」
     そのときである、二人の耳に部長と北島の声、
    「ぶっ、部長!やっちゃったんですか…!まさかこびとまで飛ばしちゃったとか…」
    「ああ、何匹か飛んでったみたいだ。」
    「ええー!人にあれだけ言っておいて…」
    「元はと言えば、おまえがやりたいって言い出したんだろ!だからお前のせいだ!」
    「そ、そんなむちゃくちゃな…」
    「とにかく、飛んでいったこびとを探すぞ。」
    「でも、早くもどらないとグリーンさんが…」
    「いいから早くいっしょにさがせ!すぐに見つかる。」


    「もしかしてこれを探してたんじゃないのかナー、大ちゃん、見せてあげなよ。」
     ダイちゃんが言うと大ちゃんは手のひらに乗せたこびとたちを部長と北島に見せた。
    こびとたちは新たに現れた二人の巨人に怯(おび)えていた。大ちゃんに助けられた
    こびとたちはもちろん、部長と北島に見つかってしまったこびとたちも。
    ダイちゃんは、
    「なんかまずいことデモしたんじゃないノー。場合によってはお仕置きしないと
     いけないかもねー。気が進まないけど師匠としてしは弟子の将来を案じて、
     というか不祥事を見逃すわけにはいかないし仕方なく、ね……。」
    「ま、まさかー、ソ、そんなんことないよなー。北島ー。」
     部長は明らかにうろたえながら話していた。

第312話

    「そ・・そうだ。グリーンさん達が待ってるんだ。早くみんなのところにもどろう。」
    部長はどうにか話をそらそうとした。
    そして大ちゃんに言った。
    「大ちゃん、テレポートお願いしていいかな?」
    大ちゃんは、
    「うん、いいよ。」
    そう言って念じようとしたときだった。
    ダイちゃんが、
    「ちょっと待って。 やっぱりこのまま見過ごすわけにはいかないな。」
    「え・・・?」
    部長は嫌な汗をたらしながら言った。
    「ダ・・ダイちゃん、何のはなし?」
    「まあ、お仕置きはしないでおいてあげるよ。でも・・・」
    「でも・・・?」
    ダイちゃんはニヤニヤしながら言った。
    「こいつのテレポートにばっかり頼るのも悪いだろ? だから今回は僕がやってあげるよ。」
    「え・・・?ダイちゃんテレポートできるの?」
    「別の方法ならね。」
    部長は何となく嫌な予感を感じた。
    ダイちゃんは、
    「じゃあ準備するねー。」
    と言うと、巨大化した。
    「きょだーーい変身!」
    超巨大化したダイちゃんが部長達の前に座り込んだ。
    ダイちゃんから見ると、森も緑のじゅうたんに見える。
    そしてダイちゃんは、自分のチンコを指差して言った。
    「さあ、瞬間移動マシーンに乗って。」
    「え・・・」
    「はやくー。ちゃんとみんなのとこに飛ばしてあげるから。」
    「ええ・・・」
    「入らないならさっきのことみんなに報告するよ。」
    部長はその言葉に慌てて、仕方なくチンコに入った。
    「お前もだよ。」
    ダイちゃんは北島にも入るように言った。
    「ええーー!!俺は何もしてないのにー。」
    「いいから早く入れ。」
    北島はダイちゃんの巨大さにビビって、入っていった。
    残った大ちゃんは、
    「えと・・・あの・・・。僕はこびとさん連れて先に帰るね。」
    そう言ってこびと達を手にもってテレポートした。
    「それじゃ、お前達も僕が飛ばしてあげるからね。」
    ダイちゃんは自分のチンコをいじりはじめた。

第313話

「あ、やっぱり入るのはいやだー。」
 ダイちゃんの巨大チンコに入ろうとした北島はそこから出ようとしたが、部長が、
「なに逃げようとしているんだ。もっと奥へ入るんだ。」
 部長は北島の手を引き更に奥へと引っ張り込もうとした。ダイちゃんは
自分のチンコの中で二人が暴れたため今まで自分が感じた事のない快感を感じていた。


 グリーンのいる所に大ちゃんがテレポートで戻って来た。
「ただいま。お兄ちゃんたちがみつけたこびとさんたちを連れて帰ってきたよ。」
 グリーンは、
「そうか。が、あとのみんなは……。」
「え、あのー、ダイちゃんが連れて帰ってくるって。」
 ソこへナントが戻って来た。
「まったく、いきなり戻ってこいなんて、あ、あれは……!」
 部長と北島をチンコで飛ばすために更に巨大化したダイちゃんの姿はグリーンのいる
所からでも見えていた。もちろん、ダイちゃんの姿はかなり遠くでも見えていた。
もちろんイチジョーン星の本来の住人たちにも目撃されていた。

「あ、あれは……。」
「巨人様だー。」
「ありがたやありがたやー。」


 こちらは快感により急速に硬く大きくなってきたダイちゃんのチンコの中の
部長と北島、しばらく暴れていた二人も回りの壁に押さえつけられ、
身動きが取れなくなってしまっていた。そこにダイちゃんの声、
「なんだよー。今まですごく気持ちよかったのに。なんでやめるんだよー。」
「お、おい、聞こえただろ。もっと動いて気持ちよくしろ。」
「そ、そんな、部長……無……。」
 更に二人は周りから押さえつけられしゃべるのも難しくなってきた。ほとんど
動けなくなった二人だがあとでダイちゃんにまずいことを話されたり、とにかく
何をされるかわからないのでなんとか動こうとしていた。そこへダイちゃんの声、
「なんか弱いナー。ま、こんなもんか、あ……。」
 それでもダイちゃんは既に快感の絶頂に達していた。
(なんかこれすっごく気持ちいいぞー)

-どっぴゅゅゅぅーん- 

第314話

「わあああああ・・・・・」

部長と北島は、大量のドロドロの液体といっしょにダイちゃんの巨大チンコから発射された。
「はぁ〜・・・、やっぱり気持ちいいなぁ。この必殺技。」
グリーン達の方に向けて発射された部長達だったが、
あまりにも勢いよく飛び出したためグリーン達の上を飛び越えてしまった。
そしてどんどん距離がのび、ある場所に落ちた。

ズッシィィィィィン!! ズズウウウウウン・・・!!

その場所は、超巨大ダイちゃんを見て拝んでいたこの星の元々の住人の住む村だった。
だが、巨大な二人が勢いよく落ちてきたため
数件の民家は押しつぶされ、さらにものすごい振動でほぼ壊滅状態だった。

「いたたたた・・・・・。ものすごく飛ばされたみたいだが、ここはどこだ?」
部長と北島はまわりを見下ろした。
そこには、村を潰されたにもかかわらず巨人を拝もうとするこびと達がいた。 

第315話

 時間は少し前、こちらは宝田教授、
「装置の調整はこんなもんか。ちょっとひと暴れしてもらうか。待てよ……。」


 さて一方部長と北島は……。
「巨人様が現れたー。」
「私たちの目の前にあらわれるとはー。」
「生きててよカッター。」
 どんどん集まってくるこびとたちに囲まれていた。こんな小さな村なのにどこから
集まってきたのか、巨大な二人が下手に動けば踏み潰すかもしれないくらいの
数だった。二人の見降ろす下でこびと達の数は増えつづけていた。
「あれが巨人様だー。」
「もういつ死んでもいいー。」
「これで3人目だ。なんてすばらしい事なんだ。」
 北島は部長に言った。
「もしかしたら俺たち以外に巨人が来ているのか?」
「何言ってるんだ。ダイちゃんの事だろう。あれだけ巨大化したら、かなり遠くでも
 見えるぞ。」
「あ、なるほどー。」
 すると足もとのこびとの中から、
「いや、4人目だ。」
「あ、ナリューモの町外れの巨人様のことか。」
「4人も巨人様が来られるとは、きっとすばらしい事が起こるに違いない。」
「その巨人様なら、こっちへ向かっておられるそうだ。」
 北島は、
「『ナリューモの町外れの巨人』って誰なんだろう。」
「きっと誰かが迎えに来てくれたんだ。」

-ズシーン、ズシーン-

 二人がそう言っていると、遠くから地響きが聞こえ、やがて山の影から巨大な人影が
現れた。その大きさは部長たちの2、3倍は有りそうだ。北島は、
「げ、誰だあいつ、俺たちよりでかい、しまった!!ダイちゃんも大ちゃんもここには
 いない!」 

第316話

足下のこびと達は更にさわぎだした。
「おおー!! ナリューモの巨人様もあらわれたぞ。」
「巨人様が3人も私達のところに・・・。 もう感激だ!!」
北島は怖くなって、
「ぶ・・部長。ここは逃げたほうが・・・」
そう言って立ち上がろうとした。
すると部長は北島の手を掴んで言った。
「まて。動いたらこびとを踏みつぶしてしまうだろ。」
「そんなこと言ったって部長。 俺達もピンチなんですよ? 踏みつぶしたって仕方ないですよ。」
「何言ってんだ。このこびとだって俺達と同じ人間なんだぞ。 俺達が巨大化してるだけで。」
そうこう言ってる内に、その巨人が部長達の前に辿り着いた。
そして、こびとに囲まれて動けない2人を見下ろして言った。
「なんだ? おまえらは。」 


第317話

「えーっとですね。あの……。」
 北島は答えに困った。
「まあとにかくこっちへこい。」
 二人を見下ろす巨人は言った。部長は、
「でもここから動けませんよ。こびたとちを踏み潰してしまいます。」
「そうだな。」
 二人を見下ろす巨人はしゃがんで両手を伸ばし、部長と北島をつかんで持ち上げた。
「丁度よいところに来てくれた。ちょっと手伝って欲しい事が有る。」
 巨人はそのまま、部長と北島を連れ、その場を立ち去った。それを見ていた
こびとたちは、
「すばらしいものを見せていただいた。」
「きっと長生きが出来る。」
「巨人様ー。ありがとうございましたー。」

 そのころ、グリーンたちのいる所へダイちゃんがグリーンや大ちゃんと同じ
サイズになって戻って来た。ダイちゃんは、
「あの二人、先に戻って来ただろ。」
「いや、戻ってきてない。」
 グリーンは言った。
「ちゃんとこっちへ飛んできたはずだよ。」
「ダイちゃん、あの二人はちゃんとこっちへ飛んできたけど。ずっと向こうのほうへ
 行っちゃったよ。二人がどうなったか、グリーンさんと話していたんだ。」
 流石に今回はダイちゃんもちょっとまずいと思ったらしい。ダイちゃんは、
「そうだ。二人がどこまで飛んだか見てくるよ。」
 ナントは、
「あっちのほうには村があったはずだ。私たちが遠くに村を見つけたときに、
 戻るよう指示があったので戻って来たんだ。あの方向なら下手をすれば村を
 直撃してるかもしれない。」
 するとグリーンは、
「この星には彼が来ているはずだ。最悪の事態は避けられるだろう。」
 ナントは、
「あいつなのか?」
「「あいつってだれ?」」
 ダイちゃんと大ちゃんは、ほぼ同時にグリーンに尋ねた。
「ブラウンだ。私と同じようにあちこちの星を回っている。以前彼は仲間たちと
 この星の危機を救った事がある。」
「あ、それじゃそんなに心配する事なかったんだ。」
 ダイちゃんは言った。グリーンは、
「が、彼にはちょっと困ったくせがあってな……。」

 名前がブラウンとわかった巨人に連れられた部長と北島は何も出来ないまま、
有る場所へ連れてこられていた。ブラウンは部長と北島を降ろし、
「早速手伝ってもらおう。」 

第318話

「えーと・・、いったい何を手伝えば・・・?」
北島と部長は、森を切り開いた広い空き地のような場所につれてこられた。
まわりには何もなさそうだった。
ブラウンは、
「まあ、そのへんに座ってくれ。」
部長と北島を座らせた。
そして、
「ちょっと待っててくれ。」
といって地面を探りはじめた。
「お、ここだここだ。」
小さな取っ手を見つけるとグイッと引っ張った。
地面に隠しトビラがあったのだ。
その中から小さな箱を取り出した。
ブラウンはその箱を部長達に渡して言った。
「その箱には俺のコレクションが入ってるんだ。開けてみてもいいぞ。」
部長達は言われた通り、そっと箱を開いた。
「こ・・これは・・・!」 


第319話

 その中には、沢山の金属板が入れられていた。その金属板には
全てよくわからない文字と、人物の絵が描かれていた。
「これでもな。結構役に立つものなんだ。」
 ブラウンは言った。さらに、
「その中の1枚を出してくれないか。」
「やはりブラウンだったか。」
 部長と北島、ブラウンが振り向くと、そこにはグリーンがいた。ブラウンは、
「なんだグリーンか。なぜここに。」
 グリーンは、ブラウンと同じサイズになっていた。グリーンは、
「急を要するのでな。それにその二人は、私が連れてきた。」
「そうなのか?」
 ブラウンは、グリーンに言った。ブラウンは、
「急を要するって、まさかあいつが復活したって言うんじゃないだろうな。」
「そのまさかだ。しかも奴をコントロールする装置を持っている人物もいるようだ。」
「なんだって。そう言えばナントとけんかしてたんじゃなかったか?」
「ナントとは和解した。」
「ナントとけんかしている場合ではないな。それは大変だ。そうだ、さっき出した
 1枚を渡してくれ。」
 ブラウンは、部長と北島に言った。北島は、
「これがなんでいま必要なんですか?ただのコレクションなんでしょう。」
「結構役に立つものだといっただろう。まあ、みてろ。」
 ブラウンは、受け取った1枚の金属板を空に向かって投げた。次の瞬間、金属板が
強い光を放った。

-ピカアッ-

「まぶしい。」
「何が起こったんだ。」
 部長と北島は余りのまぶしさに目をふさいだ。
『およびですか。』
 部長と北島の前に、見た事のない巨人が立っていた。 

第320話

「う・・うわっ。誰だ?この人。」
部長は光の中からあらわれた巨人を見て言った。
するとブラウンが、
「こいつは人工的に作られた魔人だ。まあ、魔人といっても魔法を使える
 わけじゃないが、体のサイズを自由に変えたり人が行けないような
 環境の場所でもいくことができる。」
北島が、
「魔人をコレクション?」
「ああ、これもこちらの文明の遺跡なんだが、あちこちに散らばって
 しまったんだ。この星にもまだいくつかあるはずなんだ。君たちにこれを
 探すのを手伝ってもらうつもりだったんだが、それどころではないようだな。」
「それで、この魔人で何を?」
「宇宙を偵察するにはこいつを使うのがちょうどいいだろ?」
部長が、
「宇宙空間を自由に行き来できるのは大ちゃんだけだからなー。」
グリーンが言った。
「よし、とりあえず魔人を使ってやつの居場所をつきとめよう。」 

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